ホリエモンを自分の中に取り込んで見る
私はホリエモンが大嫌いだった。ライブドアの時とか球団買収とか選挙への出馬とか。本人に会ったこともないけど、テレビで極端な発言をする彼が嫌いだった。さらによくわからないが、彼は刑務所に行くことになる。これでもう、彼もおしまいだなと、なんとなく感じた。
しかし彼は違っていた。彼は世間的に言えば、前科一犯のはずだが、今では普通にテレビに出ている。あそこまで、世間から総攻撃を食らったのに本を出せばベストセラーになる。
世間は彼を抹殺できなかったのだ。
彼は今でも一般の人よりも裕福に、自分らしく自分を生きているように見受けられる。
ある時、YouTubeでホリエモンが話しているのを聞いた。その考え方に対して完全に同意できた。あの、対局にいたはずのホリエモンがいつのまにか、同じ岸辺に立っていた。ほかの動画を見ても「なるほどね」と感じてしまい、動画を漁った。
そして彼の書いた本を買って読んで見た。一気に読んでしまった。「夢をかなえるゾウ」以来、あんなに読みやすいと感じた本はない。
いつのまにか僕はホリエモンに夢中になっていた。
なぜ、そんなに彼に惹かれるのかを自分なりに考えてみた。
私はいつも、生活できなくなる恐怖と戦っている。今の仕事がなくなったらどうなってしまうだろうと。でも、ホリエモンは違う。前科一犯になろうが、マスコミから総だたきに会おうが、彼を潰すことができない。
僕はあの生命力や生存能力に惹かれているんだと思う。
僕が、今、前科一犯になったらああやって生きて行けるだろうか。今の会社をクビになっても生き生きと人生を送れるだろうか。
想像もできない。
ただ、ビクビクして生きるのももう嫌だ。これからは単純に人よりたくさん努力しようと思う。
今の自分に真似できることは少ないけれど、圧倒的な作業量を日々こなすことだけは真似することができそうだ。
僕は裕福になりたいし、すごい人って、ちょっとだけ思われたい。
これから具体的な行動や作業を「一般の人たち」より相対的に多くやって行くことをここに誓います。